INTERVIEW
第20回金大煥（キムデファン）メモリアルデーの節目に
大倉正之助氏ショート・インタビュー
聞き手：加賀谷早苗（友惠しづねと白桃房）

　2024年3月1日、「第20回金大煥（キムデファン）メモリアルデー」追慕公演が韓国の国民的歌手・張思翼（チャンサイク）氏主催のもと、韓国のソウルで開催され、この20回目をもって金大煥氏を慕うアーティストが集ってきたこのメモリアルの幕を閉じました。

　この節目に、日本から毎年この韓国での追慕公演に駆けつけ、金大煥氏を父と慕う大倉正之助氏〔重要無形文化財総合指定保持者・能楽師・囃子方大倉流大鼓〕へのショート・インタビューをご紹介いたします。

　大倉正之助さんは、ご祖父様の大倉流小鼓十三世・故大倉長右衛門氏、お父様の大倉流小鼓十五世・故大倉長十郎氏より小鼓の稽古を受け九歳で能舞台独鼓『難波』初舞台。その後、大倉流大鼓長老、故吉田太一郎師より大鼓の稽古を受け十七歳で舞囃子『小袖曽我』より大鼓に転向されました。伝統的な能舞台での活動と共に、独自の大鼓独奏を編み出し、各国式典での独奏や多ジャンルのコラボレーションなど幅広い活動を展開。能楽普及にも努め教育機関での体験授業などにも取り組まれています。

　本年は、大倉正之助さんの舞台歴六十周年記念の年を迎えられ、日本の未来に貢献される志のもと「伝統文化継承の集い」（令和六年十月十七日）を明治記念館にて催されます。ぜひ、大倉正之助さんの伝統文化継承、再生への熱い志にご注目ください。

◎大倉正之助氏　ショート・インタビュー
聞き手：加賀谷早苗（友惠しづねと白桃房）