今夏、ドイツのピアノ、オルガン奏者であり現代音楽の作曲家エバ・マリア・ホーベンによって舞踏家のカガヤサナエ(友惠しづねと白桃房)に捧げられたピアノ作曲作品「kare-san-sui(枯山水)」のCDリリースをお届けいたしました。その際、予告しました通り、この度、2020年にエバ・マリア・ホーベンによって作曲され、カガヤサナエに捧げられた2つ目のピアノ作曲作品のCDリリースのお知らせをお届けいたします。
この2つ目の新作CDには、「meditations sur le piano 15(ピアノにおける瞑想15)」と「a walk through the bamboo garden(竹の庭を歩く)」の2作品がエバ・マリア・ホーベンの作曲、ピアノ演奏により収められています。「meditations sur le piano 15」 は、エバ・マリア・ホーベンの「meditations sur le piano」シリーズの第15番目の作品です。
本作の楽譜はヴァンデルヴァイザー楽派より出版され、CDはエバ・マリア・ホーベンの音楽レーベル“diafani”よりリリースされます。
エバ・マリア・ホーベンの美しく静謐なピアノの響きによって現れる深遠な作品世界を、ぜひとも本作の楽譜、CDでご堪能頂けますならば何よりの喜びでございます。
また、この作品世界の味わいを深めて頂く道案内の一助といたしまして、カガヤサナエによるエバ・マリア・ホーベンへのインタビュー第2弾を併せてお届けいたします。エバ・マリア・ホーベンの創作過程を垣間見させて頂きました。作品と共にお楽しみいただけましたら幸いでございます。
最後になりましたが、第1作目の「kare-san-sui」に続き「meditations sur le piano 15」と 「a walk through the bamboo garden」を私、カガヤサナエに捧げてくださいましたエバ・マリア・ホーベンに尽きせぬ感謝を申し上げます。
カガヤサナエ
- エバ・マリア・ホーベンへのインタビュー 第2弾(聞き手:カガヤサナエ)
1つ目のCD「kare-san-sui」リリースの際のインタビューと、エバ・マリア・ホーベンのエッセイを併せてお読み頂き、作品の味わいを深めて頂けましたら嬉しく思います。
- エバ・マリア・ホーベンへのインタビュー 第1弾(聞き手:カガヤサナエ)
- エッセイ「静寂−消失―有形性」(執筆:エバ・マリア・ホーベン)
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Outline of the Work |
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meditations sur le piano 15
piano
eva-maria houben
2020
for sanae kagaya.
© edition wandelweiser 2020
catalogue number ew16.346
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a walk through the bamboo garden
piano
eva-maria houben
2020
for sanae kagaya.
© edition wandelweiser 2020
catalogue number ew16.349
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kare-san-sui
piano
eva-maria houben
2019
for sanae kagaya.
© edition wandelweiser 2019
catalogue number ew16.327
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diafaniレーベル
http://www.diafani.de/
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●meditations sur le piano 15/ a walk through the bamboo garde のCDページ
ご試聴とご購入は こちらからして頂くことができます。
meditations sur le piano 15/ a walk through the bamboo garden.
for Sanae Kagaya(CD)
Eva-Maria-Houben, piano |
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●kare-san-sui のCDページ
ご試聴とご購入は
こちらからして頂くことができます。
kare-san-sui. for Sanae Kagaya(CD)
Eva-Maria-Houben, piano
kare-san-sui のニュースリリースはこちら⇒ |
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エバ・マリア・ホーベン
エバ・マリア・ホーベン(1955年生まれ)は、フォルクヴァング音楽大学で音楽教育、ギズベルト・シュナイダーにオルガンを学びました。試験を経て、彼女は中等学校でドイツ語と音楽教育の両方を教えました。彼女は音楽学の博士号と講義資格を取得し、ゲルハルト・メルカトル大学デュイスブルクとロベルト・シューマン大学デュッセルドルフで講義を求められました。1993年より、ドルトムント大学の「音楽・音楽学研究所」で彼女の焦点である音楽理論と現代音楽の両方の講義をしています。
2000年より、彼女の音楽はエディション・ヴァンデルヴァイザー(ハーン)から出版されています。幾つかのCDがEdition Wandelweiser Records、Another Timbre、Irritable Hedgehog、Makroからリリースされました。2012年に彼女は自身のレーベルdiafani(www.diafani.de)を設立しました。
彼女の出版物(音楽学)と現代音楽、伝統音楽に関するリストを下記URLでご覧頂けます。
www.evamariahouben.de
オルガンとピアノのソリストの活動と共に、デュオ、トリオ、アンサンブルのメンバーとして活動しています。
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◎関連ページのご紹介
本作に関連するウェブページをご紹介します。 |
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2019年8月 KLANGRAUM(デュッセルドルフ、ドイツ)の会場にて
エバ・マリア・ホーベン(左)とカガヤサナエ
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