今夏、2024年7月にドイツのデュッセルドルフにて学際的現代音楽フェスティバル“KLANGRAUM” が開催されます。KLANGRAUMは、1994年にドイツを拠点とする現代音楽の学派・ヴァンデルヴァイザーのディレクター:アントワン・ヴォーガー(Antoine Beuger)氏キュレーション兼プロデュースのもと、滞在型の新しい音楽のコンサートシリーズ として開始されました。以来、二十年に渡り毎夏開催され、ヨーロッパ及び世界から作曲家、演奏家、ダンサー、俳優、映像及び映画製作者、ビジュアルアーティストなどが集い、互いにコラボレーションする多くの機会を生み、探求が深められています。
この度、友惠しづねと白桃房の加賀谷早苗(舞踏/ヴォイス:倍音朗詠、KAGAYA Sanae: Butoh, overtone’s vocalization)がエバ・マリア・ホーベン(ピアノ/パイプオルガン、Eva-Maria Houben: piano/organ)氏と参加、共同作品 "haikus for two" の世界初演に向け5日間のトライアル公演が行われます。
"haikus for two"は、世界で最短の詩と言われる俳句をスコアとし、俳句の有する瞬間の振動、その余韻によりなされる試みです。俳句は、日本語による古典から現代の自作、エバ・マリア・ホーベンと加賀谷早苗それぞれのオリジナル俳句、ドイツ語俳句、英語俳句が用いられます。また、それらの俳句は、加賀谷早苗の漆書によりしたためられます。
さらに、ふたりのパフォーマンスの余韻を"haikus for two"においては観客でもあるKLANGRAUMの参加ミュージシャンが奏でます。
"haikus for two" 5公演の【ライブ配信】を予定しておりますので下記にご案内申し上げます。
空間における繊細な身体感覚と音の非常に微細な響きを有しますので現場でご堪能頂きたいものですが、微かでも味わって頂けますよう同時間を共にして頂けましたら嬉しい限りです。
■KLANGRAUM
●"haikus for two"
加賀谷早苗 KAGAYA Sanae
(舞踏/ヴォイス:倍音朗詠 Butoh, overtone’s vocalization)
エバ・マリア・ホーベン Eva-Maria Houben
(ピアノ/パイプオルガン piano/organ)
●日程
2024年7月9日、10日、11日、12日、13日
いずれも16時〜(ドイツ時間:日本時間23時〜)
●TOMOE ONLINE THEATRE ライブ配信は、TOMOE ONLINE THEATREで予定しています。下記にアクセスしてお楽しみくださいませ。
https://www.youtube.com/@butoh_music
※ライブ配信を目的に上演しておりませんので、現場の状況により、開始時間が前後する場合もございます。ライブ配信のご観覧についてはご寛容にお考えくだされば幸いです。
※なお、回線状況により映像や音声に乱れが生じる場合や、予告なく配信を中止することが有り得ますのでご理解の程お願い申し上げます。
※ライブ配信後、しばらくオンデマンド配信する場合がありますが、予告なく終了致します。
▼KLANGRAUMプログラム
(Week1、Week2が開催され、加賀谷早苗はWeek1に参加いたします。)
●Week 1
https://www.wandelweiser.de/_concert-series/klangraum_2024_I.html
●全体
https://www.wandelweiser.de/_concert-series/klangraum.html
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