2007年9月20日、世田谷区「白梅福祉作業所・松原福祉作業所」にて、両作業所合同での訪問公演を開催した。
白梅福祉作業所は、昨年で開設30周年を迎え、世田谷区内では最も歴史のある知的障害者通所授産施設である。
開設から通い続けている利用者の方もおり、年齢層も10代から70歳代と幅広い。
施設長の話では、できるだけ利用者の方に色々な出会いをしてもらうことにより、風通しを良くし、自分の中だけの留まりをつくらないように配慮しているそうだ。
当日は、お地蔵さんと鬼の子をテーマにした公演の後、利用者の方々にも少し踊りを体験していただこうと、ワークショップをおこなった。
ワークショップでは、風の踊りや風に泳ぐ種を体験していただいたが、こちらがイメージの言葉を伝えると、皆さん各々の感性と体で風や種になろうと懸命であった。
また、公演のオープニングや最後の感想会も利用者の会長、副会長が司会を取り仕きってくださり、場が一層盛り上がった。
後日、副施設長から「今でもお地蔵さんの身振りをまねする利用者の方がいて余韻がのこってますよ」と、ありがたいお言葉をいただいた。
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