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2024年10月19日

品川区立第四日野小学校
2024年 職業紹介授業「しながわドリームジョブ」
加賀谷早苗がゲストティーチャーで登壇
〜オリンピアンとはじめてのホッケー体験!後日談付き〜

レポーター:加賀谷早苗
 

 2024年10月19日土曜日、品川区立第四日野小学校にて職業紹介授業「しながわドリームジョブ」が開催され、友惠しづねと白桃房の加賀谷早苗が、前年に続き、ドリームジョブゲストティーチャーとして登壇しました。

(品川区立第四日野小学校の「しながわドリームジョブ」。ゲストティーチャー・加賀谷早苗)

 
 本年は、6年生78名を対象に実施され、ダンサー、工芸作家の経験からその職業紹介と共に、「職業名にカテゴライズされない、それぞれの可能性、道がある」というエールを送る思いで、失敗談も交えながら、挑戦の連続である人生経験をお話しさせて頂きました。舞踏のことも、工芸のことも耳慣れない児童さん達でしたが、それを初めて知って頂く機会となり、“自然からの恵み”で自作した漆のお椀に触れて頂き、漆と木のぬくもりを味わって頂くと表情がほころんでいるようでした。
 
 ゲストティーチャーには、オリンピアンの方やイラストレーター、しながわ水族館の方、eスポーツ(ゲーム制作)、デフサッカーのコーチの方(手話の通訳の方もご同行)、小学校教諭、システム開発、建築家、看護師の方など、多方面からの職業の方が登壇されました。講師の方は、3セッションの授業を行い、児童さん達は、7〜8名のグループとなって、3つの職業を選択し、選択した職業の授業を聴きに行くという形式で授業が行われました。全ての職業のお話しを聴くことができないので、それぞれが、授業中にメモ(手持ちのiPad様のパソコンツールを使用)したものを、後日、皆で共有されるとのことでした。お話の最中、児童さんは必死にメモもとっておられました。

 授業後、講師の方々との意見交換の時間が設けられ、それぞれ、児童さんとの交流を工夫されたり、「もっとこうしたほうが良かったかな」など反省されたり、交流を楽しみながらも児童さんにいかにお伝えするか、講師のお立場を真摯に探求されておられるご様子をお聞きすることができ、かけがえのない時間でした。ひとりで登壇する授業ではこのような分ち合いもできず、児童さんにどのように受け取って頂けたのか悶々とすることもありますが、皆さん必死なんだということがひしひしと伝わってまいり、また思いを共にでき、大変励みになりました。昨年に続きご一緒に登壇した方もおられ「今年の児童さんのご様子はいかがでしたか!?」と懸命に尋ねてこられ、昨年とは異なる今年の児童さんの個性の反響を分かちあったり、昨年は一方的に話してしまったのを反省して「今年は対話型にしてみました」と分かち合ってくださった方は、その試みをして、児童さんからもお話を引き出すことができ、とても交流が活き活きとしたことや、看護に関する体験型の授業にして楽しんで頂いた成果などもお聞きすることができました。
 
 未来の夢と向き合っていく児童さんと過ごさせて頂く貴重さと共に、その児童さんと向き合う講師の方々の懸命さに心打たれ、励まされる一日となりました。あらためて教えるということは教わるということであるなと思い直す次第でもありました。
 コーディネーターの清水陽子さんからのお声がけとそのご尽力、多数の授業を切り盛りするご関係者の方々のご協力により、貴重な一日をありがとうございました。
 
後記:
 ちなみに、不動前駅最寄りの「四日野(よんひの)」の愛称で呼ばれる学校で、今回は、ダンサー、工芸作家という立場で授業をさせて頂きましたが、師匠の友惠しづねの生家(工芸の鋳物工房を営まれていた)に極近い学校であること、また友惠しづね先生ご自身、舞踏ダンサーであると共に、工芸職人:鋳物(鋳金・鋳造)の職人の技術を有する方でございます。友惠先生の生家近くの見覚えのある道を歩きながら、何か、そんなこともめぐりめぐってのご縁でもあるように感じ入りました。

 さて、さらなる後日談。
 しながわドリームジョブのゲストティーチャーで登壇され当日交流させて頂いた元オリンピアン・女子ホッケー元日本代表選手の藤尾香織さんから「大井エンジョイホッケー」にお誘い頂きました。大人が楽しめるホッケー教室ということで、まったくの初心者ながら、童心にかえったかのように夢をふくらませ参加させて頂きました。できるのかしらと不安もありましたが、授業で「できるからやるのではない、志があるならば、チャレンジしてみることだ!」と、児童さん達を励ましていた自分の言葉を励みに挑戦いたしました。

 藤尾さんの指導のもと、片足を上げストレッチしながら自己紹介する!というユニークな導入から、フリスピー選手の方が参加されたのでフリスピーを使ってウォーミングアップするという柔軟なメニュー、そして、いよいよホッケースティックの持ち方、ホッケーボールの打ち方、守り方など体験し、最後は2チームに分かれ、ミニゲーム(サッカーのようにゴールにボールをスティックでシュートして得点)を実施。藤尾さんがプレイをするとスティックにボールが吸い付くように自由自在だが、自分でプレイするとゴルフボールが野球のボール大になったような意外と固いボールがコツンッコツンッと不器用にあたる。
ホッケーボールの大きさは野球のボール大。
 
 スティックを思うようには扱えないが、膝を曲げ重心を落としてプレイするのは、私どもの舞踏とも通じ、そこは頑張ろうと思う。目の前のボールにだけとらわれず顔を上げて周りを見よう!との助言も。踊りも周りが大事。時折、スコーンッと球が心地よく当たる感覚は爽快だ。私がこれまでに体験したことのあるスポーツでは、サッカーとゴルフ、ソフトボールが融合したようなスポーツにも感じられ、それらの感覚を総動員してみるが、なんといってもスティックが愛おしく、魅力的だ。
愛おしいホッケースティック。
 
 ゲームが始まると圧倒的に走る走る走る!久々のスポーツ体験に息が切れましたが、清々しい汗をかきました。広々とした競技空間で、足腰を存分に使い、自分の手からホッケースティックに感覚を拡張させたところで球と遊ぶ、新感覚を体験させて頂きました。藤尾さん、楽しいホッケーの世界へのお誘いありがとうございました!
元オリンピアン・女子ホッケー元日本代表選手の藤尾香織さん(左)とゴール!
 
 大井エンジョイホッケーは、品川区の大井ホッケー競技場メインピッチにて第4木曜日の19:00〜20:30に開催されています。2025年3月まで(2024年12月、2025年1月を除く)の期間とのことですので、ぜひこの機に体験されてはいかがでしょうか!

▼大井エンジョイホッケーのご案内はこちらです。
- 大井エンジョイホッケー(18歳以上対象のホッケーを楽しむ場)
お子さまがいらっしゃる方、大井ホッケースクールはこちらです。
- 大井ホッケースクール(小学生〜中学生対象のホッケー教室)
 
元オリンピアンの藤尾香織さんと加賀谷早苗。愛しいホッケースティックを胸に。
 
 藤尾さんは、明るく柔軟性があって、しながわドリームジョブの授業も対話型にするなどスポーツ選手ならではの、ホッケーで培われたであろうスピーディーなフレキシビリティーと活発さを発揮されておられました。
 
しながわドリームジョブをご縁に、大井エンジョイホッケーご参加の皆さんと。
 
 なお、10月26日(土)は、高円宮牌2024ホッケー日本リーグが大井ホッケー場メインピッチで開催。競技場に向かえる方はぜひ競技場へ!
 また、FM SHINAGAWAで東京ヴェルディ女子ホッケー生中継とのことです。耳でもホッケー競技を楽しまれてみてください!!
 

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